トニー・ディノッゾ Tony DiNozzo (Michael Weatherly)

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トニーは Anthony の愛称。NCISに入る前は警察官だったそうですが、非常に軽い性格で、”Aチーム” のテンプルトン・ペック、フェイスマンを彷彿とさせます。若い女性とすぐに親しくなり、他の人が聞き出せなかった情報を得てくることもありますが、見事に騙され、ケイトに突っ込みネタを提供する時もあります。それでもめげないのが彼のいいところです。その反面、ギブスの評価を気にしているところが随所にうかがえて、見ているこちらとしては、それならもっと真面目に仕事すればいいのに、などと思ってしまいます。

第1シーズン第5話より トニー「僕がNCISに入って、明日で…」ギブス「2年だろ」トニー「(ちょっと感激して)覚えててくれたんですか?」ギブス「あの頃は期待してたからな」 この時は後で、調査ファイルを読むのに苦労しているギブスに、「40歳を過ぎると老眼になるんですよ」なんて、しっかりお返しをしています。

第6話では自分の前任者である、ギブスの元の部下、バーリーが登場。ギブスが彼には笑顔を見せ、その実力を認め、仲良く捜査している姿を見て、珍しく落ち込んでいました。でも、最後にバーリーから秘密を聞き、「君は見込まれてるよ」と励まされ、すっかりいい気分。

そんな中、第16話のトニーはカッコよかったな。同僚を気遣い、ギブスとの信頼関係もバッチリ。ここから一気に2枚目路線になるのかと思いきや、その後のエピソードを見る限り、そうでもなかったみたい。

被害者宅にあった “私立探偵マグナム” のランチボックスを見て大はしゃぎしたり(第14話)、とっさに口にした偽名が “エアーウルフ” の主人公の名前、”ストリングフェロー” だったり(第19話)と、ベリサリオ作品のファンであることは間違いなさそうです。(そう言えば、あのランチボックスって、結局、事件と何の関係もなかったんですよね…。)

ダッキー先生とは、いたずら仲間かな。第1話、大統領席での記念撮影時の息の合い方といい、ギブスの目を盗んで、いろいろやってるようです。