ベリサリオ家の人々

 

大物プロデューサーのベリサリオさん。本名はDonald Paul Bellisarioさんといって、1935年のお生まれですから、マッカラムさんと同世代ですね。FOXで放映された特番によると、NCISの壁に貼ってある指名手配の写真の1つは、ベリサリオさん自身のものだそうです。(”NCIS” の “S” の字の右側に位置する、上段のモノクロ写真。下の写真では左上に写ってます。)そして、ダッキー先生の帽子と蝶ネクタイを発案したのは彼だということです。

画像の説明

番組のプロデューサーとして、よく名前がクレジットされるDavid Bellisarioさんというのは、最初の結婚で生まれた子で、1980年代の “私立探偵マグナム” の頃から一緒に仕事をしていたようです。

さて、第1シーズンで、ギブスを車で送り迎えしたり、忘れ物を届けにきたりと、たまに登場する謎の赤毛の女性。演じているのはVivienne Bellisarioさんといって、何を隠そう、ベリサリオさんの4番目にして現在の奥様だそうです。ってことは、4回結婚したとか、赤毛の女性が好みだとかいうギブスの設定は、ベリサリオさん自身の話だったんですね。第2シーズンで彼女が登場するのは第8話「秘められた真実」だけのようですが、第22話「死の口づけ」で実際に封筒にキスマークをつけたのは彼女なのだそうです。

画像の説明

それから、色白で唇の辺りがぽっちゃりしていて、頭が良くて学歴が高いのに貧乏くじを引きやすいところがイリヤを思わせなくもないマクギーですが、演じるSean MurrayさんはこのVivienneさんの実の息子なのだそうです。第1シーズン第18話の「特殊部隊員の脱獄」の最後で、ギブスに眼鏡を届けにきた例の女性を見て、トニーとケイトに「あれは誰?」と尋ねているのは、お遊びになっていたのです。

画像の説明

ちなみに、Seanさんには2007年に生まれた娘がいますが、彼女はケイトリンCaitlyn Melissaと名付けられたそうです。

というわけで、彼はベリサリオさんの義理の息子なんですね。”JAG” にも何度かゲスト出演しているようです。ちなみに、彼の兄弟(多分、弟)のChad W. Murrayさんは第1シーズン第4話「不死身の戦士」で、マクドナルド水兵の死体の役で登場しています。

画像の説明

さらに、第2シーズン第20話「秘密クラブ」で、マクギーの家にいた黒髪の女性ですが、彼女はTroian Avery Bellisarioさんといって、ベリサリオさんと3番目の奥様との間に生まれた実の娘だそうです。マクギーの妹という設定で、第4シーズン第9話「血まみれの妹」は彼女が中心のエピソードです。

サラ1

第3シーズン第6話から、分析室に助手が登場します。が、アビーには「早く帰ったら?」「新人は嫌いよ」と露骨に嫌がられ、マクギーにさえ「うざい」と言われてしまいます。このチャールズ、通称チップを演じているMichael Bellisarioさんは、ベリサリオさんと2番目の奥様との間の息子で、”JAG” にもセミレギュラー出演、さらにベリサリオさんの代表作の1つ、”Quantum Leap”(邦題:タイムマシーンにお願い)でも数話に子役で出演していたそうです。

画像の説明

なかなか複雑なご家庭ですが、”NCIS” には一家総出演という感じでしょうか。この番組にかけるベリサリオさんの意気込みが伝わってくるようでもあります。