家族の絆


第7シーズンの通算150回記念エピソードには、トニーの父親役として、あのロバート・ワグナーさん(「探偵ハート&ハート」他)が登場されました。
さらに、ギブスの義理の母親が初登場したり、ギブスの父親やジヴァの父親が再登場したり。
そして、忘れてはならないのが、ダッキー先生の愛するお母様の存在でした…。

こうして見ると、皆さん、「鳶が鷹を生んだ」よりも「カエルの子はカエル」のようですね。

 

 

ジヴァの父親 Mossad Director Eli David

 (Michael Nouri)

ジヴァ父 6-25

イスラエルのモサド局長です。
第6シーズン第1話「ギブスの新チーム」および第25話「ジヴァの決断」に登場。
娘を愛しているのは間違いないのですが、局長として、彼女に辛い役目を負わせてしまいます。
第7シーズンのラストでは、ついに、ジヴァがアメリカ市民権を手にします。自分の下を去った娘に憤慨したでしょうが、父親としては、ほっとした思いもあったかもしれませんね。

 

 

ギブスの父親 Jackson “Jack” Gibbs

 (Ralph Waite)

ギブス父 7-24

ペンシルベニア州スティルウォーターで雑貨店を営んでいます。
第6シーズン第4話「ギブスの里帰り」で初登場、久々に息子と再会します。
その後は、たまに息子の家を訪ねてきたり、電話で連絡を取り合ったりしている姿を見せてくれます。
ギブスに負けず劣らずの頑固者のようです。第7シーズン第10話「祈り」ではダッキー先生とも顔を合わせるシーンがあり、同年代の2人は意気投合します。

 

 

ギブスの義母 Joann Fielding

 (Gena Rowlands)

ギブス義母 7-16

ギブスの妻だったシャノンの母親。
第7シーズン第16話「母の日」で、殺人事件を目撃したことから、ほぼ20年ぶりにギブスと再会します。
娘と幼い孫娘を失った悲しみは深く、その2年後には夫とも別れてしまったそうです。いまだに、立ち直ることができていません。
ギブスが復讐のために何をしたかを知ったら、きっと、感激したことでしょうね。



 

トニーの父親 Anthony “Tony” DiNozzo, Sr.

 (Robert Wagner)

トニー父 7-12

第7シーズン第12話「狙われた王子」に登場した、トニーと同名の父親。NY在住。
これまた息子と久々の対面を果たします。
息子のトニーが8歳の時に妻と死別し、その後、結婚、離婚を繰り返してきたようです。(あれ? ギブスと似てるかも?)
今回のエピソードでは、ジヴァやアビーに色目を使い、事件にも首を突っ込んで来る父親に、息子のトニーは振り回されっぱなしで、ついにはギブスに同情されるほどでした。
なかなかの山師で、この父親と比べたら、息子の方がずっと真面目に見えてしまいますね。
ちなみに、Robert Wagner さんは、このサイトのダッキー先生の紹介ページのインタビュー記事でも触れられているように、2007年にイギリスのテレビドラマ “Hustle” (邦題「華麗なるペテン師たち」)にゲスト出演し、Robert Vaughnさん(ナポさん)と共演されています。その時の役名は Anthony Westley だったそうな。

 

 

ダッキー先生の母親 Victoria Mallard

 (Nina Foch)

ダッキー母 3-20

「うちの母にも困ったものだ」という調子で、よく、ダッキー先生が話題にされていましたが、実際に画面に登場されたのは、第2シーズン「過去からの復讐者」、第3シーズン「見えざる壁」の2回だけだったのですね。
もう、かなりのお年でしたが、それでも、シャネルの5番を愛用し、きちんとした身なり、毅然とした振る舞いは往時を偲ばせました。そして何より、息子をこよなく愛していました。
最晩年には画面に登場されないまま、第6シーズンで施設に入られ、第7シーズンで天に召されました。
墓石には、”Victoria Mallard 1912-2010 Beloved Wife and Mother” と刻まれました。
(あれ? 本国で2005年に放映された第2シーズンでは、ダッキー先生が「96歳」と言ってませんでしたっけ? …細かい事を言って、すみません。)
残されたダッキー先生は、安堵と寂しさとを抱えながら、仕事に打ち込みます。こんな時には仲間の存在が救いですね。
どうか、これからも愛する息子の活躍を見守っていてくださいね。